北海道航空専門学校は北海道余市郡余市町にあった学校。 1986年に航空専門学校を誘致を計画した余市町...

北海道航空専門学校

北海道航空専門学校 概要・歴史

北海道航空専門学校は北海道余市郡余市町にあった学校。 1986年に航空専門学校を誘致を計画した余市町...

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北海道航空専門学校
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北海道航空専門学校 ストリートビュー・空中写真

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http://kinokoya.image.coocan.jp/pic_detailpage/g_yoichi/jinno03.html
  学校の中心部に建つ棟を、正面から見た図。  完成当初は、さぞかし立派な学校だったのであろう。  しかし、使われた形跡が一切ないのは、どういうことなのか。  この建物を誰かが利用した痕跡が、皆無なののである。  最初は引越し後の清掃を徹底的に行ったのち、経年劣化して見分けがつかないのかと思ったのだが、慎重に見るとそうではなかった。  ますますわからない。  カラマツの育ち具合から換算すると、建てられてから、たぶん30年近く経っている。  こんな山中に、これほどの施設を造った理由もさることながら、今こうして放置されている理由は何故?  ただ、カラマツがあちこちに育っていることから、秋になると、ここにキノコ狩りに来る人はいると思う。  秋、カラマツあるところに、人あり。  それが道民クオリティだ。
http://kinokoya.image.coocan.jp/pic_detailpage/g_yoichi/jinno04.html
  たぶん食堂と思われる棟。  手入れはまったくなされておらず、半ば某天空の城と化しているが、不思議と窓ガラスの割れ等は目立っていない。  北海道の場合、海にほど近い場所、それも高台にある建物というのは、手入れをしないと風雪の影響で少しずつ劣化してしまう。  むろん新築で、現代の建築技術が使われており、鉄筋コンクリート造りであれば耐久力も高いため、そう簡単にはボロボロにはならないが。  しかし本体が無事でも、駐車場や道路の至る所から植物が生えており、結果的に、建ち並ぶ建築物は樹木に覆われている。  誰も使った形跡の無い新築校舎が、森の中に取り残され、異質な光を放っているのだ。
http://kinokoya.image.coocan.jp/pic_detailpage/g_yoichi/jinno08.html
  食堂棟(仮称)の裏に回ってみると、また別の建物が現れた。  この建物は、規格が同一の小さな窓が横の壁面に続いているため、恐らく寮として作られたのであろう。  写真からは見えないが、後方にはもう1棟、より大きな建物が建っており、併せると、それなりの収容人員だったと思われる。  すべてが個室だと仮定し、全体が埋まった場合、目測として、300人くらいは収容可能だったのではないだろうか。  写真の正面にある玄関上2階の窓は、独特の形状をしており、曇りガラスであることから、きっと浴室に違いない。  しっかりロックされているため、入ることは出来なかったが、玄関先からガラス越しに中を覗くと、管理室と書かれたプレートが掲げられていた。  奥には理髪室や売店といった表示も見られ、やはり寮として建てられた施設なのだと確信する。  それはいいのだが、考えてみれば、ここの環境。  実際に営業し始めたら、生徒たちは、とてもとても辛いのではないか?  すぐ隣が校舎であるため、確かに楽に通えるし、登校に時間がかからないのは大きなメリットではある。  しかしこんな山中で、寮と学校以外、どこにも行けず、缶詰め状態で何年も過ごすというのはいかがなものか。  教育である以上、確かに、生徒たちに集中的に勉学を詰め込む必要はあろう。  その際、雑事はなるべく少ない方が良いに違いない。  でも、自分がやれと言われたら、ちょっと辛すぎる。  この寮を見て、よほど自分の夢をしっかり持っていないと、脱走者が相次ぐかも知れない、などと得体もないことを考えてしまった。