小里川第三発電所(おりがわだいさんはつでんしょ)は、岐阜県恵那市山岡町にあった水力発電所。 1925...

小里川第三発電所

小里川第三発電所 概要・歴史

小里川第三発電所(おりがわだいさんはつでんしょ)は、岐阜県恵那市山岡町にあった水力発電所。 1925...
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小里川第三発電所 ストリートビュー・空中写真

小里川第三発電所 関連ブログ・参考リンク

http://www.suiryoku.com/gallery/gifu/origawa3/origawa3.html
中部電力 小里川第三発電所. 渦巻フランシス水車 最大出力224kW×1.
http://yas04.web.fc2.com/origawa3/origawa3.html
小里川第三発電所跡 平成5.3.1 廃止(国交省. 水車発電機 小里川ダム湖の.
http://sputoyo877.com/origawa.html
前半戦             2017年5月訪問 午前中にいきなり土岐川発電所(多治見電燈第一発電所)の超過酷な行程を敢行し、皆一様にやりきった感で一杯でした。 が、次はそんなにハードに探索する事はない、はず…ということで、取り敢えず小里川ダムにある道の駅おばあちゃん市・山岡に向かいます。 小里川ダムの傍らにある道の駅。GW終盤ということもあり大盛況。駐車するのに往生しました。 そこまでしてこの道の駅に来た理由… それは、小里川発電所の遺構が移設されていると聞いたからです。 それがこれ! 後方の水車に圧倒されぎみですが、手前の石積み三連橋梁がそれです。 現役時の三連橋梁。 名前を 與運橋 といいます。 「町指定文化財で、この與運橋(通称めがね橋)は、1920年代当時の多治見電灯所(現在の中部電力)が、小里川第三発電所へ渡るために、地元産花崗岩を材料にして整備された本州では非常に珍しい三連式石造りアーチ橋(橋長20.1m、幅員2.7m)。 小里川ダム建設工事により水没することから、国土交通省小里川ダム工事事務所により、2003年(平成15年)この場所に移築された。」 現地案内板より。 扁額の位置と、自然石の位置も忠実に再現されていますねえ。 こうして見ると一回り大きい要石が見えます。 それにしても、一度バラして移設したんだとは思いますが、再現するのは大変だったでしょうねえ。 見事ですねえ。 でも、やっぱり現役時代のものを見たかったですねえ。 ところで、この與運橋は小里川第三発電所の人道橋ですが、この小里川第三発電所の多治見電燈所時代は第四発電所と呼ばれていました。  第一発電所が土岐川発電所 第二発電所が小里川第二発電所 第三発電所が小里川第一発電所 第四発電所が小里川第三発電所 というややこしい状況になっています。 要するに多治見電燈第一発電所は土岐川、第二~第四は小里川にあるので、場所がかなり異なります。 小里川上流、取水口から第四、第二、第三発電所の順番にあったわけです。 小里川には最初真ん...側のアーチ内部。 こちらは貫通していたんでしょうか。 左と真ん中の間です。 これはどこから来る水なんでしょうか。 非常に芸が細かいです。 真ん中は石積みで封鎖されています。 元々貫通はしていなかったかもしれませんが、塩ビ穴が見えることから後年補修かもしれません。 右側は殆ど奥行きがありません。 こちらも補修されている感じがします。 め一杯引いて、これが限界!辛うじて3つのアーチが映りました。 小里川第三発電所(多治見電燈第四発電所)上部水槽三連橋梁 これだけでも大興奮の大遺構ですが、ここはそれだけに留まりません。 mt.tellさんが次の大遺構を発見します。 それは水圧鉄管跡の急斜面を発電所に向かって下る道すがら… こんなものが隠れているんですよ、これが… まさかまさかの水圧鉄管橋梁! 膨大な数の輪石、そして谷積みの坑門石積み。 よくもまあこれだけの数の切石を積み上げたものです。 よく見ると坑門下半分には目地あり、上半分には目地がありませんね。 そして ほっそい! この大きさにしてこの細さ。水路橋ならではでしょうか。 左手擁壁の石のでかさが際立ちます。 仰げば尊し… これだけの木組みの支保工を組み上げるのもとんでもなく大変な気がします。 よくこんな構造物を産み出せるものです。 異様に細くて大口径の水路橋梁 小里川第三発電所(多治見電燈第四発電所)水圧鉄管橋梁 真下から見るのと真横からみるのとでは印象がまるで異なります。  下方から上部水槽方面を見ています。 右側の擁壁が切れる辺りから切石アーチ橋梁が始まります。 この時はまずまず低めの水量だったので、淡い期待はありましたが、やはり発電所建屋跡までは辿り着けませんでした。 あともう少しやと思うんですがねえ。 振り返り。 時期が時期ならここも水没していることが結構あるようです。 右手のはコンクリ壁です。何かしら発電所関連に近付いている証ではないでしょうか。 小里川第三発電所はここまで。小里川第二発電所関連施設はダムの底と思われます。ので、残りはダムよりも下流にある小里川第一発電所。旧名は多治見電燈第三発電所。 次はそこに向かう事にしました。 以降、 後半戦 に続く
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